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三足富士(みあしふじ)

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1100396
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越後の霊峰弥彦山は、北から見れば肩を怒らせたように見え、南側から見れば三角に、東側から見れば四つの峰が段々になって見えます。
猿ヶ馬場の頂上へ登って、藤が茶屋の前、宝筐印陀羅尼塔(ほうきょういんだらにとう)の西側に立って弥彦山を見ると、御廟所の峯が左に離れ、ほかの三つの峰が具合よく重なって、峯から尾根に至るまで富士山と変わらない形になって見え、まさに、村から見る以上に雄大で、極めて壮観です。
しかし、茶屋の前から西に向かって少し歩くと、すぐ形が崩れてしまい、富士山そっくりに見える位置がわずかの間なので、昔の人が「三足富士」と名付けたといわれています。
この三足富士の名は、古い時代の文書の中の麓12景に、近代になって麓の奥右衛門老人の選定された麓8景の中にも数えられています。

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