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伝説黒滝城跡(でんせつくろたきじょうあと)

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1100389
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城跡の北方に黒い大岩があり、滝がかかっていました。「黒滝」の名はこれから出たといいます。
「桜の井」一名桜清水(いちめいさくらしみず)は、近くに桜の名木があったところから名付けられたものです。黒滝左衛門尉が落城の際、この井戸に財宝を投げ込んだと伝えられ、付近で金鵄(きんし)(金色のトビ)の"とき"の声がします。井戸の中の財宝の精だといわれます。
かつて、黒滝城跡の真下、三次郎水車に人が住んでいたころ、小雨の降る暗夜には、時に数百の軍勢がワッショ、ワッショの掛け声勇ましく城山を押し上げる気配を感じたといいます。
山城に至る中腹に「大蓮寺廓(だいれんじくるわ)」とよばれるところがあり、そこにあったおおきな松の木を切ったら血が出たそうです。切ったきこりがたちまち死にました。松のたたりを恐れて代わりの松を植えました。それが現存する松だといわれています。
不思議なことに、昔は頂上付近に石ころの一片も見当たらなかったといわれます。激戦の際、籠城した武士が投石によって寄せ手を悩まし、最後の石ころまで敵に投じて戦ったからだといわれます。
「天神廓(てんじんくるわ)」には、城主金津伊豆守国吉(かなついずのかみくによし)が信仰していた天神像を祀っていました。落城の際にこの神像をもって落ちていったといいます。今も石の祠がたっています。
黒滝城の裏手にあたる「剣ヶ峰」には、時々金の鳩が飛ぶ姿を見たといわれ、これは城で討ち死にした武士の亡霊が、天に昇って金の鳩に化したのだと語り伝えられています。

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