お部屋が滝(おへやがたき)
弥彦大通り住吉神社から1キロメートルほど山ふところに入ったところに「お部屋が滝」があります。三方が岩に囲まれて窟(いわや)のようになったことろへ滝がかかっています。大正のころまでは夏土用のころ、農家の人々が集まって、滝に打たれ、心身を清める風習が盛んだったといわれます。
伝説によると、文治3年(1187)源義経が奥州平泉へ落ち行く道すがら、寺泊から国上寺を経て彌彦の社前に祈願をこめ、数日滞在した折にこの滝にこもって神楽の笛を吹いたといい、都の記念に所持していた扇を彌彦神社に奉納したと称せられています。
惜しいことに、昭和39年の新潟地震の折に一方の岩が崩れて滝の姿が変わりました。今は山の神の祠(ほこら)を残すのみで、昔の面影が失われたのは残念です。
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