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子は清水(こはしみず)

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1100393
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大字麓(二区)諏訪神社の西約100メートル、猿ヶ馬場に向かって登る旧北国街道の南、雑木林の中に「子は清水」と称する泉があります。流れは諏訪神社の鳥居のそばを過ぎ、参拝者の清めの水となり、また、用水となって福王寺地区の田畑を潤しています。
昔、麓に孝子がいました。病父は酒が好きでしたが、貧乏で買えませんでした。ある日、山仕事の帰りに雑木林を通ると、こうばしい酒の香が漂っていました。孝子がこれを汲んで父に勧めたところ、妙味に感じ入ってその芳香を賞しました。後に孝子がこれを飲んでみたが、常の水と変わりなかったそうです。村の人々は孝徳のもたらした恩恵であろうと称賛し、以来、この清水を「親はもろはく子は清水」と言い伝えています。
泉の信仰に基づく同様の伝説は、長岡市栖吉町など全国各地にあり、地名にも残っています。

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