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カマイタチのこと

ページ番号
1100413
更新日
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以前は、「鎌鼬(かまいたち)」にかかった、という話をよく耳にしました。何かにつまずいたり転んだりしたはずみに、手か足の一部が急にパックリ裂けて、骨まで見えるほど大きな口をあけることがあるが、出血もなく、痛みもさほどでないそうです。昔からこの現象を「鎌鼬」といって恐れ、目に見えない鼬のような妖怪の仕業だと思っていたらしく、越後七不思議の一つに数えられており、信越地方に多いといわれます。木の葉を吹き上げる風の渦の中心に、鎌をもった恐ろしいイタチがいる「鎌鼬」の古絵図もあります。また、『北越奇談』には、 「弥彦山から国上山へ越す所に黒坂という所があって、そこで転んだ者は必ずこの不思議な目にあう。」 と書かれています。この黒坂が一体どこをさすのでしょうか、今ではよくわかりません。
俳句歳時記にも「12月」の季語になっているので、冬によくみられたことなのでしょうか。今ではほとんど聞かれなくなってしまいました。

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