九鵙(くもず)
九鵙は、大昔、守門岳のふもと刈谷田川の流域にはびこっていた賊の首領です。水練に達し、暴行を働いて、追い詰められると川に逃げ込み、淵に沈んで幾日も出てこないということです。
この様子をつぶさにご覧になった天香山命(あめのかごやまのみこと)は、臣下に命じて、たくさんの「しょうが」を集めさせ、これを砕いて赤土と混ぜ合わせ、上流から淵に投げ込ませました。すると九鵙は耐え切れなくなって、浮かび出てきました。そこを捕らえて、その非を悟らせ、今後は人民を害さないことを誓わせて釈放したそうです。
- お問い合わせ
-
産業部/観光商工課/観光商工係
電話番号:0256-94-1025
メールアドレス:kankou@vill.yahiko.niigata.jp