成人と高齢者の健康

特定健診(住民健診)・特定保健指導

「特定健診」では、自覚症状のない病気の早期発見や、メタボリックシンドローム(メタボ)による生活習慣病のリスクを判定します。また、健診後にひとりひとりに合った情報提供や専門家による支援(特定保健指導・健康相談)を行います。健診後のフォローが充実したこの制度を十分に活用して、健診結果を健康づくりに活かしましょう。

弥彦村で行う特定健診(住民健診)やがん検診の日程は、「弥彦村健康診査・がん検診日程表」をご覧ください。

令和5年度弥彦村健康診査・がん検診日程表

弥彦村の特定健診(住民健診)とは・・・

40歳~74歳の弥彦村国民健康保険加入者が対象で、メタボを中心に生活習慣病のリスクを判定する健診です。

また、40歳未満の方や、75歳以上の方で後期高齢者医療保険に加入している方は、弥彦村の実施する住民健診(特定健診に準じた健診)を受診できます。

特定保健指導とは・・・

特定健診の結果に応じて、特定保健指導の対象となった方が専門家から受けるメタボの予防や改善に役立つ指導のことです。

特定健診の結果によって要指導と判定された方については、保健師や管理栄養士が健診結果の相談会や随時個別健康相談を行いますので、健康推進課へご連絡ください。

【特定健診の内容】

対象
  • 40歳~74歳の弥彦村国民健康保険に加入されている方
  • 40歳未満、又は75歳以上の方で、弥彦村に住所のある方
  • 年齢は年度年齢(その年度の3月31日現在の満年齢)
実施期間 7月、10月
受付時間
  • 7月:午前9時~11時30分(午前のみとなります)
  • 10月:午前9時~11時・午後1時00分~2時30分
健診実施項目
  1. 基本的健診項目
    • 問診
    • 身体計測(身長・体重・BMI・40歳~74歳の方は腹囲測定)
    • 医師による診察
    • 血圧測定
    • 脂質検査(中性脂肪・HDLコレステロール・LDLコレステロール・総コレステロール)
    • 肝機能検査(AST・ALT・γ-GTP)
    • 腎機能検査(クレアチニン、e-GFR)
    • 血糖検査(空腹時血糖・随時血糖・HbA1c検査)
    • 尿検査(尿糖・尿蛋白・尿潜血)
    • 血清尿酸
    • 貧血検査(赤血球数・血色素量・ヘマトクリット値)
  2. 詳細な健診項目(一定の基準の下、医師が必要と認めた場合に実施)
    • 心電図検査
    • 眼底検査
  3. オプション項目
    • 40歳以上の方は希望によって心電図や眼底検査を受けることができます。
    • 健診同日、次の検査を受けることができます。
      • 胸部エックス線検査
      • 前立腺がん検査
      • 喀痰検査
      • 肝炎ウイルス検査
自己負担
  • 39歳以下 800円
  • 40歳~69歳 1,300円
  • 70歳以上 無料
  • ※1: 医師より詳細な健診(心電図・眼底検査)が必要と判定された場合 500円
  • ※2: 心電図、眼底検査を希望された場合 1,000円
必要なもの
  • 健康保険証
    ※集団健診会場では、マイナ受付(マイナンバーカードを保険証として使用するもの)に対応しておりません。
  • 健診受診票
  • 質問票

など

注意事項
  1. 40歳~74歳の弥彦村国民健康保険の方で、パート先の職場等で健診を受ける場合は、加入者の健康状況を把握するため、後日健診結果の写しを健康推進課までご提出ください。
  2. 年度途中に転入等により弥彦村国民健康保険に加入され、村で受診を希望される場合は、健康推進課にお問い合わせください。
  3. 40歳~74歳の国民健康保険以外の方は、加入している医療保険者(健康保険証に記載されている)にお問い合わせください。会社等で働いている方(被保険者)は加入している保険者が実施する健診を受けてください。扶養されている方(被扶養者)は村の特定健診を希望する場合、勤め先か加入している医療保険の健診担当者へご確認の上、健康推進課へお申し込みください。

1日人間ドック

次の方を対象に、人間ドック負担額を助成いたします。

対象 弥彦村国民健康保険加入者(令和6年3月31日現在で満30歳~74歳)
指定健診機関 新潟県労働衛生医学協会 岩室健康増進センター等・新潟県保健衛生センター・新潟県けんこう財団・新潟懸健康管理協会
実施期間 4月~1月
助成額 基本健診料金のうち、18,000円の消費税を含めた額を補助します。
注意事項
  • 受付期間・受付方法につきましては、「広報やひこ」でお知らせします。
  • 受診する前に必ず申し込みください。
  • 指定健診機関以外で受診を希望される場合も、事前に健康推進課へ申し込みください。人間ドック受診時に一旦料金を全額支払っていただき、その後申請いただくことにより基本料金の半額(上限18,000円の消費税を含めた額)の助成が受けられます。(令和5年1月末までに人間ドックを受診してください。)
  • 指定健診機関以外で受診された場合は、受診後に領収証原本と健診結果の写しの提出が必要です。

各種がん検診等

がん検診は、加入している医療保険に関係なく受けることができます。職場健診でがん検診を実施していない場合や、まだ一度も受けたことのない方、何年も受けていない方など、積極的にがん検診を受けましょう。

【各種検診の内容】

令和5年度に実施される各種検診の内容は次のとおりです。

検診種類 対象 自己負担額 内容
胃がん検診 30歳以上 1,100円 問診・胃部エックス線検査(バリウム検査)
大腸がん検診 30歳以上 700円 問診・便潜血検査(採便回数2日)
子宮頸がん検診 20歳以上女性 900円

問診・視診・内診・子宮頸部の細胞診

  • (注)集団検診のほかに指定医療機関で受診することも可能です。料金は1,500円です。受診前に必ずお申し込みください。(実施期間6月から2月末)
乳がん検診 ①1方向撮影 50歳以上女性 偶数年齢 1,100円

問診・マンモグラフィ検査(乳房のX線検査)

  • マンモグラフィ検査は2年に1回の実施です。
  • (注)集団検診のほかに指定医療機関で受診することも可能です。料金はマンモグラフィ1方向1,500円、マンモグラフィ2方向2,000円です。受診前に必ずお申し込みください。(実施期間6月から2月末)
②2方向撮影 40歳代女性 偶数年齢 1,600円
骨粗鬆症検診 30歳~70歳の5歳刻み(節目)の年齢の女性 700円 問診・骨密度測定(踵の骨の超音波検査)
前立腺がん検診 50歳以上の男性 500円 血液検査(PSA検査)
胸部エックス線検査(肺がん・結核検診) 40歳以上(肺がん検診)

65歳以上(結核検診)

無料 胸部エックス線間接撮影検査
喀痰細胞診(肺がん検診) 50歳以上 高危険群(注)の方 800円

喀痰細胞診検査

  • (注)高危険群: 喫煙指数600以上の方

喫煙指数=1日のたばこの本数×吸い始めてからの年数

肝炎ウイルス検診 40歳~70歳の5歳刻みの年齢の方で過去に受けたことのない方 無料 問診・血液検査(B、C型肝炎ウィルス検査)
41歳以上で過去に受診したことのない方 500円
  • (注1)受診の際には、弥彦村が発行する受診票(問診票)を持参ください。
  • (注2)対象年齢は、全て年度年齢(令和6年4月1日の年齢)となります。

【注意事項】

<胃がん検診について>

下記の方は安全のために村で行う胃がん検診は受けることができません。医療機関で受診されますようお願いいたします。

  • ペースメーカーを装着されている方
  • 妊娠中またはその可能性のある方
  • 胃、十二指腸、大腸の病気で通院中の方
  • 腸閉塞の既往がある方(主治医の許可があれば可能)
  • 消化管に急性の出血がある方
  • 検査前3日間(72時間)の排便がない方
  • 高血圧(180/110㎜Hg以上)の方
  • 1年以内に心筋梗塞、脳梗塞になった方
  • 1年以内に腹部(胃・大腸・胆のうなど)の手術を受けられた方(主治医の許可があれば可能)
  • 以前バリウムを飲んで次の症状があった方
    →じんましんが出る、気分が悪い、顔色が青白くなる、のどがつまる感じがする、呼吸困難
  • 検査当日インスリン注射や血糖値を下げる薬を内服した方
<乳がん検診について>
下記の方は安全のために村で行うマンモグラフィ検査は受けることができません。医療機関で受診されますようお願いいたします。

  • 心臓ペースメーカー・VPシャントなどの医療機器が前胸部に入っている方
  • 乳房内に人工物が入っている方(豊胸術、皮下埋め込み型ポートを使用している等)
  • 乳がんの既往歴を有する者で医療機関において経過観察中(概ね術後10年未満)の方
  • 妊娠している方やその可能性のある方
  • 授乳中の方や卒乳後6ケ月を経過していない方

【弥彦村胃がんリスク検診】

弥彦村では下記のとおり胃がんリスク検診を実施します。 胃がんリスク検診は、血液検査で、「ピロリ菌感染の有無」と「胃粘膜の萎縮(老化)の度合い」の組み合わせで、胃がんリスクをABCD分類の4群に分類する検査です。直接、胃がんを見つけるための検査ではありません。検診の結果が要精密検査となった場合、胃内視鏡検査を受けていただき、胃の病気を発見するものです。

                           
検診対象者

受診時に弥彦村に住所を有し、令和6年4月1日時点で40歳・45歳・50歳・55歳・60歳・65歳の方(今年度、胃がん検診を受診された方も対象となります。)

  • 下記の方は胃がんリスク検診を受診できませんのでご注意ください。
  • (1)明らかな上部消化器症状(胃痛・胸やけ等)があり、胃や十二指腸の疾患が強く疑われる方
  • (2)食道・胃・十二指腸疾患で治療中である方または過去に罹ったことがある方
  • (3)胃を切除された方
  • (4)腎不全の方
  • (5)ピロリ菌を除菌したことがある方
  • (6)潰瘍や胸やけの薬(胃酸分泌抑制薬:プロトンポンプ阻害薬)を服薬中、または2か月以内に服用していた方
  • (7)今年度胃がん検診の精密検査等で胃内視鏡検査を受けた方
  •                                
受診日時・会場 11月17日(金)午前9時~10時30分 農村環境改善センター

検査内容 問診、採血(血液検査によるピロリ菌抗体検査とペプシノゲン検査)
持参するもの
                                   
  1. 胃がんリスク検診問診票(質問事項をよく読んで、あらかじめご記入ください)
  2. 自己負担金1,000円

健康づくりの推進

こころと身体の健康を保ち、自らの個性や能力を活かし、自分らしい輝きのある人生が送れるように支援していきます。

詳細については健康推進課にお問い合わせください。また、日程等については「広報やひこ」でお知らせします。

【生活習慣病予防事業】

生活習慣病は、自覚のないままに病気が進行し、放っておくと慢性化や重症化し、脳卒中等の発症により日常生活に支障をきたすこともあります。また要介護状態に移行する場合もあります。日々の活動や食生活といった生活習慣を改善し、健康で充実した生活がおくれるように支援します。

健康相談
家庭訪問

保健師や管理栄養士が電話や窓口にて随時健康に関する相談を受け付けています。

また、自宅での相談を希望される場合は、訪問にて個別相談を行っています。

からだとこころの健康相談

保健師や管理栄養士が個別相談を行います。

健診結果相談 保健師や管理栄養士が相談日を設けて、特定健診(住民健診)の結果をもとに個別相談を行います。
からだスッキリ教室

ウォーキングや有酸素運動の基本などを学び実践していくために支援します。

  • 健康運動指導士が担当します。
やひこいきいきウォーキング
(20歳以上対象)

目標歩数を決め、万歩計をつけて毎日の歩数を記録し、目標を達成したら景品をプレゼントします。

【こころの健康事業】

もの忘れ・ストレス相談

精神保健福祉士が、もの忘れやストレス、その他こころの悩みの相談に応じます。希望者にはカウンセリングの紹介も行います。

精神保健相談

精神科医師が、こころの不調や不安など、こころの健康に関する相談に応じます。

令和5年度精神保健相談日程表(PDFファイル)

【訪問事業】

家庭訪問 自宅で療養中の方、介護に不安のあるご家族、寝たきり予防の保健指導が必要な方、軽度の認知症高齢者やそのご家族を対象に、保健師が家庭訪問を行っています。療養生活やリハビリ等ご相談ください。
訪問歯科診査 寝たきり等で歯科医院の受診が困難な方を対象に、歯科医師と保健師が各家庭を訪問し歯科健診を行っています。
訪問健康診査 高齢・障がい等の理由で住民健診を受診できない方を対象に、医師と保健師が各家庭を訪問し健康診査を行っています。