弥彦村のご紹介

弥彦村のご紹介

弥彦村は、新潟県のほぼ中央部の日本海側に位置し、西は霊峰弥彦山(634m)を隔てて新潟市・長岡市と接し、東南は燕市、北は新潟市とそれぞれ肥沃な穀倉地帯を隔てて隣接しています。

古く神代(かみよ)の時代、天照大神(あまてらすおおみかみ)の曾孫の天香山命(あめのかごやまのみこと)が、日本海を渡り、弥彦山西側にあたる野積海岸(現長岡市)に上陸され、住民に海水から塩を作る方法や、網や釣針を使った漁法を教え、その後この弥彦の地に鎮座され、農耕技術など様々な産業の基礎を授けたと伝えられています。

命の去った後も、その子孫六代にわたって越後文化の基礎が作り上げられていったことから、天香山命をご祭神としている越後一の宮「彌彦神社」は、万葉の昔から「おやひこさま」の愛称で広く民衆から愛され、崇拝されてきました。

故に弥彦村は「越後文化発祥の地」と言われ、彌彦神社の門前町として、また北国街道の宿場町として人々が行きかい、賑わいのある町として栄えてきました。 明治維新後に出雲崎民政局の支配となり、明治12年郡区改正により西蒲原郡に属し、明治34年11月1日には弥彦村、桜井郷村、矢作村の三村を合併して新生「弥彦村」が誕生し、以後今日に至るまでほとんどその形を変えることなく、100余年が経過しています。

近年は、交通網の発達により時間、距離も大幅に短縮され、立地条件に恵まれて県内はもとより首都圏・関西方面との結びつきもより強くなり、新潟県内屈指の観光地となっています。

弥彦村は独自の歴史的・文化的背景を基に、個性ある村づくりに励むとともに、調和のとれた地域社会の創造と発展をめざしています。

地理的概要

面積
25.17㎢
南北
6.92km
東西
5.94km
北緯
37度42分
東経
138度50分
役場所在地
新潟県西蒲原郡弥彦村大字矢作402番地(最寄駅:JR弥彦線・矢作駅)

地形

弥彦山を隔てて日本海に臨み、西川の左岸に沿い西方一帯の地は山岳平行し南北に走り、東方は平原地帯が多く、平野部に最高47mの井田丘陵が南北に細長く緩やかに延び、高低の方向は西方から東方に次第に傾斜している。

地質

平坦地帯は主として信濃川によって形成された沖積地帯で第4紀新層に属し、蒲原平野を造っており植壌土が多い。

沖積層は海岸沿沖積層に属し、土壌断面に泥炭層が介在している場合が多い。泥炭は弥彦山系によって流水が遮断されて出来た海岸沿いに叢生繁茂していた沢沼植物等が埋没して出来たもので腐植が進んだものと原形質をとどめるもの等その状況は雑多である。

気候・気象

本村は東西に5.94km、南北に6.92kmとほぼ正方形であり、西方に弥彦山脈をかかえているが、低山脈であり地形からくる気象の特徴はあまり見られなく、梅雨期から夏にかけての降水量が多いだけでなく、冬も雪や雨として降水量の多い典型的な日本海気候を呈している。

  1. 気温

    9年間の平均気温は12.8℃で、平均最高気温35.5℃、平均最低気温-5.2℃で気温較差は40.7℃である。

    寒期気温で氷点下となる日は少なく、新潟県の高温域にあるため山沿地方と比べるとかなり穏やかである。8月頃によくフェーン現象が発生し、熱帯夜の続く日がしばしばある。

  2. 降水量

    梅雨期と冬季で年間降水量の約3分に1となり、とくに梅雨期に集中しているが、台風の来襲する9月頃に年間最大降水量を記録することもある。

  3. 降雪日数・降雪量の多い県内にあって、本村は降雪日数・降雪量とも比較的少なく、したがって積雪日数や積雪量も少ない。降雪があるものの消雪が早く降雪累計と積雪累計はほぼ同一である。初積雪は平年12月下旬頃からで3月中旬には消雪する。

  4. 冬季間を除いては、一般的には風は弱く、主な風向は南又は南西の方向が多い、晩秋から冬季にかけて季節風の吹き出しによる、通称弥彦おろしと称される北西又は西北西の風が多い。

過去5年間の気象概況

区分 気温 平均湿度
降水量
mm
降水日数 最大降水量
mm(月/日)
降雪量累積
cm
降雪日数 最大降雪量
cm(月/日)
最大積雪量
cm(月/日)
年次 平均 最高 最低
平成14年 14.0 37.0 -5.5 78.2 2078.0 177 92.5(7/14) 117.5 31 55(12/10) 68(12/12)
平成15年 13.7 37.3 -5.1 76.5 1831.0 192 77.0(7/7) 113.0 31 20(1/4) 35(1/8)
平成16年 14.5 37.7 -6.0 65.1 2292.5 185 173.5(7/13) 201.0 36 26(2/6) 59(2/8)
平成17年 13.5 34.0 -4.9 67.5 2019.0 200 110.5(8/15) 315.5 73 36(1/31) 62(2/2)
平成18年 12.4 40.0 -6.0 73.0 2356.0 203 106.0(6/30) 138.5 39 21(2/4) 42(1/7)
平成19年 12.0 36.0 -5.5 70.7 1579.0 176 65.0(4/22) 151.5 62 13.0(3/7) 10.0(3/8)
平成20年 11.9 32.0 -4.0 70.8 1319.5 177 59.0(6/29) 146.0 53 32.0(1/16) 43.0(1/17)
平成21年 12.0 33.5 -4.5 70.7 1898.0 181 79.5(12/17) 146.5 56 32.0(12/16) 47.0(12/19)
平成22年 11.5 32.0 -5.1 72.8 2480.5 202 95.5(9/12) 250.0 49 48.0(2/4) 68.0(2/5)
平均 12.8 35.5 -5.2 71.7 1983.7 188 95.4 175.5 48 31.4 48.2

人口

本村の人口推移は、宅地造成の推進や道路等の交通網の整備が進み昭和50年代から転入者が転出者を上回り微増傾向にある。しかし、近年の社会経済状況では、人口の増加を図っていくことは非常に難しいところがあるが、今後も道路整備、公共下水道等インフラ整備、乳幼児や高齢者福祉対策など生活に密着した事業への公共投資を図り、安心して暮せる魅力ある住環境の整備に努めて行くこととしている。

国勢調査による人口・世帯数・産業別就業人口の推移

年度 人口 世帯数 産業別就業人口
第1次産業 第2次産業 第3次産業
昭和10年 7,515 1,778 985 1,397 1,709 4,091
昭和55年 7,910 1,931 802 1,498 2,059 4,359
昭和60年 8,172 2,005 703 1,549 2,089 4,341
平成2年 8,171 2,076 549 1,651 2,252 4,452
平成7年 8,483 2,263 593 1,800 2,396 4,789
平成12年 8,535 2,424 406 1,790 2,469 4,665
平成17年 8,545 2,514 410 1,721 2,544 4,675
平成22年 8,582 2,586 352 1,571 2,531 4,454

人口移動調査による人口動態の推移

年度 自然動態 社会動態 総人口
(年度末現在)
比較増減
出生 死亡 増減 転入 転出 増減
平成14年 76 88 △12 211 266 △55 8,630 △67
平成15年 72 71 1 219 198 21 8,652 22
平成16年 74 72 2 203 210 △7 8,647 △5
平成17年 53 84 △31 224 219 5 8,621 △26
平成18年 72 74 △2 261 201 60 8,679 58
平成19年 57 87 △30 194 187 7 8,656 △23
平成20年 61 65 △4 308 187 121 8,773 117
平成21年 88 94 △6 188 166 22 8,789 16
平成22年 60 98 △38 191 174 17 8,768 △21

土地利用

本村の総面積は2,516haで、土地利用状況は下表のとおりである。

土地利用の推移(固定資産概要調書より)

平成14年 平成15年 平成16年 平成17年 平成18年 平成19年 平成20年 平成21年 平成22年 平成23年
975 974 973 970 965 962 961 961 960 960
142 142 141 141 137 136 136 136 133 133
宅地 207 208 209 210 218 222 222 222 222 223
山林 327 327 327 327 327 365 364 364 362 355
原野 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1
池沼 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1
雑種地 40 40 40 40 40 41 41 41 41 41
小計 1,693 1,693 1,692 1,690 1,689 1,728 1,726 1,726 1,720 1,714
その他 829 829 830 832 833 794 796 796 796 802
2,522 2,522 2,522 2,522 2,522 2,522 2,522 2,522 2,516 2,516

産業

本村の産業は、農業が中心を成し、昭和30年代後半から始まった高度経済成長政策により、企業誘致による、鉄鋼、弱電の進出、農業の副業として発生した燕市中心の洋食器などの下請け工場の伸びなど、産業構造は大きく変化したが農業が本村の基幹産業に変わりなく、稲作を軸としながらも、生産基盤、土地基盤整備を組み合わせた複合営農の推進、特に特産品である「枝豆」を中心に生産性の高い都市近郊型農業を図っている。また、観光産業として越後一の宮「彌彦神社」を中心とした史跡、弥彦山に代表される自然環境や温泉等に恵まれ、国内唯一の村営競輪場を有し、さらに高速交通体系の整備、余暇時間の増大、並びにモータリゼーションの発展などがあいまって、通年での一定の集客がある。観光、レクリエーションの需要の増大が予想される中で広域観光ルートの確立を図るとともに、歴史文化・緑と自然環境の整った弥彦の魅力をセールスポイントとしながら、広域観光を推進している。

交通

本村の道路交通環境は、鉄道については、上越新幹線の燕三条駅が燕市、三条市の境界にあり、この新幹線と交差して東西に弥彦~東三条間を弥彦線が走り、隣接の燕市で南北に走る新潟~柏崎間の越後線と接続しており、弥彦線の上り終着駅が弥彦駅となっている。

道路については、隣接の燕市に北陸自動車道と国道116号線が南北に通り、福島県から通じて東西に走る国道289号線とそれぞれ交差し、その延長にある主要地方道吉田弥彦線が本村の中央部を東西に、弥彦山麓を南北に主要地方道新潟寺泊線、そして中央部から南西に県道矢作長崎線が交差し、弥彦山には弥彦山スカイラインが結ばれている。関越自動車道、北陸自動車道の開通で首都圏をはじめとし、各地域へ短時間で移動することが可能となり、自家用車、観光バス等の自動車による交通量の増加となっている。