彌彦神社

広々とした越後平野の中央にそびえたつ弥彦山の麓に鎮まります彌彦神社は、古くから“おやひこさま”の敬称で広く親しまれています。
境内はうっ蒼たる樹林に覆われ、亭々たる老杉、古欅は見るからに神々しく最も古い歌集の万葉集にも“いやひこおのれ神さび青雲の棚引く日すらこさめそぼふる”と歌われております。
緑に映える朱色の一の鳥居を入るとすぐに弥彦山からの清流・御手洗川を渡りますが、その上方に御神橋・玉ノ橋が架かっており、いっそう荘厳な雰囲気を醸し出しております。石畳の参道右側には神苑があり、巨木に交じって里桜も多く、春には可憐な花を咲かせ、参拝者の眼を楽しませてくれます。
その神苑には鹿苑があり、10数頭の鹿がむれ遊んでおります。この鹿は古来神鹿と称せられて同じく万葉集に“いやひこ神の麓に今日らもか 鹿の伏すらむ皮服(かはごろも)着て角つきながら”と詠まれています。
彌彦神社は、参詣者を今なお遠い万葉集の古に引き込んでいます。
御社殿
現在の御社殿は明治45年に門前町から出た火の延焼に遭って炎上したため、大正5年に造営されたものです。
本殿は三間社流造拝付、回縁高欄、脇障子を具え、銅板葺き。幣殿も三間社流造、大床昇階擬宝珠高欄を付し、銅板葺きです。祝詞舎は20坪両流箱棟造りで、それにつづく拝殿(50坪)は入母屋造、向拝、裳階付き銅板葺きです。
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