弥彦山登山

概要

中部北陸自然歩道とは、中部北陸地域の優れた景勝地を自分の足でゆっくりと歩きながら豊かな自然環境や景観、さらには歴史や文化に触れ、親しむためのみちであり、新潟県、群馬県、富山県、石川県、福井県、長野県、岐阜県及び滋賀県の8県の境を越えて整備された自然歩道です。
新潟県においては43コース(総延長451.3km)が整備され、各コースは、1日で歩ける程度のコースとして設定されており、それぞれにコース名が設けられています。
弥彦村では彌彦神社をたずねるみち北国街道と岩室温泉のみちの2コースが設置されており、ルートには登山道に近い険しい区間もありますので、しっかりした装備と山歩きの動きやすい服装で歩きましょう。
自然歩道には次のような指道標や解説標識板などが山道の入口や史跡の近くに設置されています。
快適で楽しいハイキングの目印や歴史再発見に活用し、様々な動植物や日本海・越後平野の眺望、歴史遺構や農村集落の風景にふれ、新しい感動を見つけましょう。

弥彦山「万葉の道」のページもご覧ください。(こちらから別のページに移動します)

彌彦神社をたずねるみち(距離9.7km)

弥彦山頂での360度回転昇降展望塔パノラマタワー

このみちは、自然の中の歴史漫歩や雄大な弥彦山を眺めながら、大自然がおりなす四季の表情と神社や旧家などの歴史的に貴重な文化遺産を訪ねながら歩く道です。
<ルート>
彌彦神社前バス停 ⇒ 弥彦山山頂 ⇒ 八枚沢登山口 ⇒ 旧武石家住宅 ⇒ 手まりの湯

ルート図はこちらをご覧ください。(PDFファイル)

北国街道と岩室温泉のみち(距離7.1km)

このみちは、岩室温泉から彌彦神社につながる歴史深い「北国街道」を訪れるみちです。杉並木に囲まれた山道を野鳥のさえずりに耳をすませて歩きながら、ときおり広大な蒲原平野を見渡すことができます。 <ルート> 岩室バス停 ⇒ 岩室神社 ⇒ 天神山城址登山口 ⇒ 宝光院 ⇒ 彌彦神社前バス停

ルート図はこちらをご覧ください。(PDFファイル) 北国街道に位置する弥彦参道杉並木

登山スポット

案内標識板

各コースが掲載されている案内板です。

解説標識板

史跡や行事などの説明が掲載されています。

木製指道標

支柱裏の番号をルートマップで確認すると現在地がわかります。

植物観察

弥彦山とその周辺には400種を超える植物が観察されます。

弥彦山頂公園

標高634mの弥彦山にそびえ立つ、高さ100mの360度回転昇降展望塔パノラマタワーがあります。遠く佐渡を見渡せるとともに、すばらしい眺めがご覧になれます。

御神廟(奥宮)

弥彦山山頂(標高634m)には、彌彦神社の御神廟と呼ばれる奥社があります。

お願い

自然歩道は地元山岳会はじめ有志の方々により整備されつつありますが、途中には危険と思われるところが少なからずあります。入山の際には自己責任において安全登山と自然保護を心がけマナーを守ってトレッキングをお楽しみください。
近年、悲しいことに弥彦山周辺で自然植物の盗掘がみられます。自然公園法第13条3項の規定により、 国定公園内においては許可なくして雪割草やカタクリなど指定植物の採取は禁じられておりますので、写真撮影だけにとどめて動植物の保護にご理解をお願いいたします。
なお、弥彦村では、有志の方々のご協力も頂き巡回パトロールを実施しております。